2010年10月6日水曜日

今夜のできごと...。

仕事も終わり、どこで夕飯食べようか物色中のこと。
自炊するか、新しいお店を開拓するか悩んで、普段行かない道へ行ってみた。
これは、すべて今夜起こった実話です。

車とバイクがぶつかったらしく、男性がぶっ倒れてた。
車の持ち主と見られるおじさんが、座って倒れてる男性の頭を支えてた。

上海は事故が多いと聞くし、実際にマナーもメチャメチャ。
でも奇跡的に、今まで事故はゼロ。

おじさんは、座りながら頭支えてるだけで、何もできてなかった。
奥さんは気が動転して、立ちすくむだけ。
純粋に、目の前で人が死んでいくかも、黙って通り過ぎるのは嫌だな、と。

「呼吸はしてる?警察へは電話した?」
「息はしてる、彼はショックを受けてる」と、軽くあしらうように呼吸を確認する振り。
なんだか、これが許せなくて。絶対最後まで関わってやろうと思った。

「早く電話しなきゃ!我々は彼を助けなければいけない」
「でも、彼は酒を飲んでたんだ」
「わかったわかった、でも彼が死んでからでは遅いよ!」
「(心臓マッサージのポーズをして)私はできるから、すぐにするよ」
「OK、でも息は力強くし始めたから大丈夫」ってやりとりが10回くらい。

たしかに、だんだん身体の動きも出てきて、呼吸してるのはわかってきた。
野次馬が来たから「病院に電話して!」って言っても、番号を教えるだけだった。
違うだろ、それ。

そのうち、警察も救急車も来て、男性は連れて行かれた。
途中、嘔吐したりして気持ち悪かったけど、死なれるよりか、対処した方が良い。
知識は身につけているので、いざとなったら心臓マッサージくらいはできるはず。
実際に、しなきゃいけないのはこういう時だな、と思って心の準備はできてた。
こちらの言うことに耳を傾けないおじさん達には、一瞬だけど、正直腹が立った。
関係ないといえば、関係ないのにね。

おじさん達は「彼が飲んでるからだ、服が汚れた、s××t!」って感じ。
「彼は飲んでた、OK。あなた達はアンラッキー、それもOK。でも人の命が一番大事」
そう言ってみたらやっと落ち着いてくれて...。
「あなたはドクター?ボランティア?」「どこから来たの?」みたいな会話。
夫婦ともに英語が話せるのがとても助かった。

一緒にいた子ども(トーマス君10歳)が病気で、病院にいく途中だったらしい。
急いでたんだろうし、それに飲んでたバイクの運転手が一番悪いんだろうけど。

「生きてるってわかったから、することないから帰るね」って、ことにした。
奥さんが電話番号を教えてくれ、というので、悪用されないだろうと、とりあえず伝える。
良くも悪くも、何があるかわかんないけど。
話してみて、興奮はしてたけど、夫婦ともに落ち着いた良い人達だと感じたので。

帰りがけ、すぐに帰宅して食事って気分になれず、1時間くらい自転車でウロウロ。
いろいろなことが重なり、だんだん悲しくなって、思わず泣きたい気分になった。


「人の命を最優先しないような言動」とか、


「自分がもっと何かできたのではないかってこと」とか、


「そのあと道に迷っちゃったこと」とか...。

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